高卒の元フリーターが資格指導講師として起業!石原鉄郎先生に勉強のコツを聞く

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オーム社発行書籍「ラクラクわかる!ビル管理試験集中ゼミ」を元にしたeラーニング講座「ビル管理試験集中ゼミ」で、松岡浩史先生とともに講師を務める石原鉄郎先生。

さまざまな資格を取得し、講師業だけでなく執筆活動など多方面で活躍中の石原先生に、資格取得のための効率的な勉強法と、ビル管理試験受験対策のポイントをお伺いしました。

石原鉄郎先生プロフィール

東京出身。国立大中退、フリーランスから通信指令センター、電算センター、インターネットデータセンター、高層オフィスビルなどの施設管理責任者を歴任後、資格指導講師として起業、独立。

著書は「2021年度版 第3種冷凍機械責任者 過去問題集(オーム社)」ほか多数。

近著に「ホントは教えたくない。大学を中退した高卒の50代サラリーマンが『半年資格』で副業、独立!」(ファストブック)。

大学進学後に色々あってフリーターから建設会社に入社、そして様々な業種をご経験されたと伺いましたが、最初に挑戦した資格とその理由を教えてください。

最初に挑戦したのは「消防設備士」です。向学心に燃えていたというより会社から指示があって受験したように記憶しています。

会社が資格取得をサポートしてくれた、ということでしょうか?

いえ、特に会社が研修会などを用意してくれたわけではなく、自主学習オンリーで試験本番に臨みました。

試験合格後はさらに「電気関連の資格を取れ!」という追加の指示があり、当時はあまり電気に関する知識がなかったので「電験三種なら電気工事士と違って技能試験が無い」という安直な理由で電験三種に挑戦しました。

電験三種資格は難関資格だと思いますが、どれくらい勉強されたのでしょうか?

電験三種が難関資格だということを全く知らなかったので、勉強を始めた段階で、「結構難しいな・・」と薄々感じていたのですが、「自分の学力が低いからだ!もっと勉強しなければ!」と自分を追い込んでいました。

学習期間は合計して2年弱くらいでしょうか。試験の半年前から勉強を始めたのですが、その頃は科目合格制度が無く、受験しても合格できないと判断し受験を見送りました。その後1年間かけて勉強し、試験に合格しました。

今から思えば資格試験への挑戦し始めの頃に電験三種に挑戦して良かったのかもしれません。他の比較的難易度が低い資格試験に合格した後に電験を受けていたら、あまりの難しさに途中で心が折れていたような気がします。

資格を取得するにあたっての、石原先生の勉強法を教えてください。

過去問題集をひたすらやり込んでいます。消防設備士の受験勉強の時、最初は参考書を中心に勉強していたのですが模擬試験の結果が振るわず、それから試験まで過去問題集だけをやり込んで合格したからです。

勉強する時間帯や場所は特に決めておらず、すきま時間で30分~1時間位まとまった時間を取って勉強しています。ベッドに寝転がって勉強することもありますが、計算問題は机で解いた方がよいですね。

学習期間は資格の難易度によってまちまちですが、最低3ヶ月、難しければ半年くらいでしょうか。一夜漬けは苦手なので直前詰め込み型の勉強はせず、同時に2つの資格の勉強はしないなどのマイルールを設けています。

年齢が上がると体力も落ちるので、最近では体調管理も重要だと感じています。

過去問演習に集中する理由は何でしょうか?

過去問をたくさん解くことで、頻出問題(=得点源になる問題)と今まで出たことがない問題(=捨ててもよい問題)を見分けることができるようになるからです。

何年も受験している方で、毎年新しく出た問題へ対応しようと努力している方もいらっしゃいますが、まずは頻出問題を落とさないように学習を進めていただくことが合格への近道ではないでしょうか。

頻出問題を落とさなければ満点とはいかなくても合格点に達するはずですから、試験本番で慌てることなく実力を発揮できるでしょう。

テキスト・書籍・動画など様々な教材がありますが、教材はひとつに絞ったほうがよいでしょうか?

私の場合は過去問演習なので問題がたくさん掲載されていれば良く、テキストの種類にはこだわっていません。1つのテキストに集中する勉強法もありますが、私は様々なテキストから自分が理解しやすい部分だけをつまみ食いしてもよいと思います。

ただ、自分に合うテキストを探すことに時間を費やして、肝心の問題演習の時間が削られるのは本末転倒なので、その点は注意が必要ですね。

石原先生がビル管理者試験を受験された際の勉強法も、過去問演習が主だったのでしょうか?

はい、過去問演習です。まずは問題を解き、その後で解説部分を読み込み、もし解説を読んでもわからない箇所があれば、都度参考書や補助教材で勉強していました。

オーム社オンラインスクールの「ビル管理試験集中ゼミ」講座にも、過去問、オリジナル問題あわせて300問以上が収録されているので、まずは過去問に挑戦し、その後に動画を視聴してもよいかもしれませんね。

ビル管理者資格を取得した具体的なメリット等はありましたか?

転職の際は有利でした。かなり需要がある資格ですし、転職後にビル管理者に専任され、「センター長」や「所長」などの肩書で勤務されている方もたくさんいらっしゃると思います。

最後に、受講者のみなさんへのメッセージ・アドバイスをお願いします。

ビル管理者試験は、コツコツ勉強すれば必ず合格できる試験です。

オーム社オンラインスクール「ビル管理試験集中ゼミ」で、私は「建築物の構造概論」「給水及び排水の管理」「清掃」「ねずみ・昆虫の防除」「計算問題が苦手な受講者のための補講コーナー」の講義を担当していますが、どの講義もイラストや図を豊富に使ったスライドを用いて解説をしているので、普段実務に携わっていない方にとってもイメージを掴みやすい内容になっていると思います。

試験本番では180問を1問あたり2分で解かなければいけないので、試験本番前に一度、時間を計って問題を解いてみるとよいでしょう。

ビル管理者資格は転職やキャリアアップの際に持っていれば断然有利になる資格なので、ぜひ頑張って学習をすすめてください!

本日はありがとうございました。

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