建築物環境衛生管理技術者試験(ビル管理試験)は、ビルや施設の適切な管理・運営に関する知識や技術を問われる試験です。
合格するためには、建築物の構造、空調・給排水衛生設備から感染症、害虫まで幅広い分野にわたる知識が必要とされ、試験対策が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、オーム社が発行する様々な学習に役立つコンテンツをご紹介。できるだけたくさんの出題パターンに触れ、限られた時間の中で素早く正解にたどり着くための演習に必要な「過去問題集」や、基礎からしっかり学ぶための参考書、さらに雑誌・eラーニング講座など、受験者のライフスタイルに合った学習教材の情報をご案内します。(内容は2024年5月現在のものです)
おすすめテキストと参考書
まず最初にご紹介するのが、ビル管理試験対策の書籍です。書籍を使って試験勉強をすることで、試験合格のために必要な専門的な知識を体系的に学ぶことができます。
書籍には、
・効率よく学ぶための「出題範囲から頻出単元を絞り込んだテキスト」
・受験勉強の定番「年度別・分野別の過去問題集」
・コンパクトでスキマ時間に勉強できる「一問一答式問題集」
など様々な種類があります。
ここからは、ビル管理試験対策に役立つおすすめの書籍をご紹介します。
「ラクラクわかる!ビル管理試験集中ゼミ(改訂2版)」
本書では膨大な試験範囲を網羅しつつ、近年の出題傾向を踏まえ、重要なポイントに 絞って解説し、豊富な過去問とわかりやすくまとめた解き方・考え方を掲載しています。 短期間で、効率よく学習が進められる、試験合格に必携の一冊です。
最新の出題傾向に準拠し、頻出問題を多数掲載しています!
「2025年版 ビル管理試験完全解答」
問題・解答並列掲載で、解きながら学べる万全の試験対策!法令改正にも対応!
本書は、平成29年~令和6年までの直近8年間分の全問題1440問とその解答・解説を収録しています。ビル管理試験は出題範囲が広く、出題数が毎年180問と多いため、過去問の反復学習が必須と言われています。
問題と解答・解説が同じページに並列掲載されている本書なら、問題を解いて正解を確認するのにページを繰るわずらわしさがなく、スムーズに反復学習を進められます。
また、多くの受験者が間違えやすい弱点などに的を絞った「 ポイント解説」や、法令や基準・規格などの要点をまとめた「参照資料」も収録。さらに、法令改正などに伴って発生する正解の変更にも対応しています。
「全7科目354分類 ビル管理技術者試験問題集」
苦手分野の克服~得意分野の補強まで、全てサポート!
2018年3月発行の「全7科目365分類ビル管理技術者試験問題集」の改題改訂版。好評を博してきた、「似て異なる」過去問を分類ごとに掲載するという基本構成はそのままに、問題収録対象を2012(平成24)~2021(令和3)年度の10年間に更新するとともに、出題傾向の変化に合わせて分類キーワードの見直しも行いました。
さらに、巻末には重要キーワードのワンポイント解説も収録するなど、大幅にパワーアップ。出題頻度に応じた問題収録数になっているので、効率よく全分野を学ぶことができ、苦手分野克服の集中対策や得意分野のさらなる補強にもうってつけです。
「ポケット版 ビル管理試験 一問一答 出る問2000」
どこでも勉強できる。コンパクトなサイズで持ち運び便利。
ビル管理試験で出題される問題の多くは、「正しいものはどれか」、「最も不適当なものはどれか」という、各選択肢の文を選ぶもので、「正しいか(〇)」「正しくないか(×)」を判断できれば正解することができます。
本書は、過去に出題された試験問題から、出題頻度の高い約2000の選択肢を厳選し、その選択肢を一問一答の〇×形式の問題に変えて掲載しています。出題傾向をとらえた一問一答形式の問題と、左頁に問題・右頁に解答を置いた見開き構成で、効率的にテンポよく学習できます。
また、手軽に持ち運びができるコンパクトサイズになっているので、時間や場所を選ばずに一問一答にチャレンジできます。
毎月最新の情報をお届けする雑誌「設備と管理」のご紹介
ビル管理試験の勉強を始める際に雑誌を購読することで、受験勉強を効率的に進めることができます。
例えば、ビル管理試験では、建物の維持管理や安全管理・環境管理など多岐にわたる知識が求められますが、様々な記事が掲載されている雑誌を活用することで、日ごろから幅広い情報に触れることができます。
また、日々刻々と変化するビルメンテナンス業界の動向にも対応しており、新たな法律や規制、技術の情報もキャッチアップしています。
さらに、現在ビル管理士として活躍する方の事例・合格体験記も掲載されており、学習のモチベーションを高める効果も期待できます。
ここからは、オーム社が発行する「設備と管理」の内容と、特におすすめしたい特集・連載企画をご紹介します。
雑誌「設備と管理」とは
ビル設備管理技術者が知りたい現場の最新情報を掲載
設備の基礎知識から運転管理、リニューアルまで多彩な実務記事を掲載。高層化、複合化、IT化が進む建築設備にも対応します。空調、給排水、電気、通信、防災、消防、昇降機、照明、環境衛生、清掃等の最新動向と管理実務を網羅し、業界の動きや法改正を具体的に伝える、現場に即した記事が豊富です。
ビル管理業に必要な資格を目指す方・取得者へ豊富なライセンス情報、試験対策情報を提供
建築物環境衛生管理技術者、給水装置工事主任技術者、一・二級ボイラー技士、エネルギー管理士(熱分野)などの試験対策記事、取得後の実務に役立つ記事を掲載しています。
ビル管理試験直前対策 3号連続90問ミニテスト【特集企画】
試験直前期の最後の追込みに役立つ誌上模擬テスト。毎年7~9月号に掲載する、3号連続の特集企画。毎年10月に行われるビル管理試験に向けた、受験生の最後の追込みと総仕上げをサポートします。
この特集では、本番の試験で出題される7科目180問のちょうど半分となる90問のミニテストを掲載。ミニテストの問題の難易度は、7月号よりも8月号、8月号よりも9月号と、少しずつ上がっていくように設定されているため、やさしい「レベル1」から始まって少し難しい「レベル3」まで問題を解き、解説を読み込むことで、試験本番と同じ出題形式に慣れるとともに理解度のレベルを徐々に上げることができます。
ビル管理技術者試験問題と解答・解説【特集企画】
毎年12月号に掲載。10月に行われる試験の全科目の問題と、解答・解説を掲載。試験を受けた方々はもちろん、来年度に試験を受ける予定の方にとっても、実際の試験でどのような問題が出題されるのか把握することができる特集です。
その他にも、試験勉強・実務に役立つ様々な記事を毎月お届けします!
雑誌「設備と管理」では、ここで紹介した特集・連載以外にも、連載「現場で働くビル管INTERVIEW」や不定期連載「私の合格体験記」 など、試験勉強だけでなく試験合格後の実務に役立つ記事を掲載しています。
eラーニング講座「ビル管理試験 最短合格講座」
近年、ビル管理試験対策として、eラーニング講座を利用する方が増えています。eラーニング講座は、インターネットにつながる環境があれば、自宅や外出先など場所を選ばずに動画を視聴することができます。そのため、忙しい方や遠方にお住まいの方でも手軽に受講することが可能です。
ここからは、オーム社が運営する学習コンテンツ配信サービス「オーム社オンラインスクール」のビル管理試験対策講座をご紹介します。
合格への近道!重要テーマと過去問題を動画で解説します
この講座はこんな方におススメ!
- 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理者)試験の範囲が広くてどこから勉強すれば良いか分からない
- 忙しくて対面のセミナー・講習会に参加する時間が取れない
- 建築物環境衛生関係法令の知識や、清掃、ネズミ・衛生害虫の防除など、普段携わっていないビル管理に関する知識が不足していると感じている
講座の概要
好評発売中の書籍「ラクラクわかる!ビル管理試験集中ゼミ」をもとにしたeラーニング講座。書籍の実際のページをスライドとして使用し、書籍に収録されている単元から、過去の出題傾向をもとに、合格に必要な頻出単元をセレクトしました。
講師は書籍の執筆、月刊誌での記事連載、さらに様々な資格試験対策講座で活躍中の石原鉄郎先生。文字や図だけではイメージしづらい、空気や液体の流れなどを丁寧に解説。さらに、名前が紛らわしい薬品名や単位の覚え方など、暗記のポイントを紹介しています。
本講座の受講にあたり、テキストとして書籍『ラクラクわかる! ビル管理試験 集中ゼミ(改訂2版)』を別途お買い求めください。(PDFデータの提供は行っておりませんので、あらかじめご了承ください。)
講座の特長
書籍の中で、出題頻度・重要度に応じてランク付けされている単元から、特に出題の可能性が高い分野を厳選。講義スライドでは、特に重要な用語は色文字とし、さらに「よく出る!」マークを付記することで、より焦点を絞って学習ができるよう設計。
問題演習として、各単元に収録されている過去問題(主に令和元年~4年度の試験問題から選抜)を解説します。
※1単元に2問収録されている場合は、1問のみ解説
ご利用料金
- 本講座の受講にあたり、テキストとして書籍『ラクラクわかる! ビル管理試験 集中ゼミ(改訂2版)』を別途お買い求めください。
- 講座(定価30,800円)にテキスト(定価4,270円)がついたお得なセット講座です。
※書籍送料は無料。講座をご購入後、
2〜3営業日後に発送いたします。
自分にあった学習コンテンツを活用して合格を勝ち取ろう!
この記事では、ビル管理試験受験に役立つ書籍・雑誌・eラーニング講座をご紹介しました。ビル管理試験は出題範囲がとても広く、合格することが難しい国家試験です。
しかし、自身のライフスタイルにあった適切な学習コンテンツを活用することで、合格への道が拓けます。
ぜひ、記事で紹介した学習コンテンツを上手に活用して合格を勝ち取ってください。
オーム社オンラインスクールでは、資格取得に役立つ動画を配信中!
オーム社オンラインスクールとは
「オーム社オンラインスクール」は、理工学関連の資格取得を目指す
学生・社会人を対象とした学習コンテンツ配信サービスです。
オーム社発行の書籍をもとにしたオリジナル講義動画に、
PC・タブレット・スマホからインターネットでいつでもアクセス。
みなさまのライフスタイルに合わせた効率的な学習を実現します。